【ガルパ】オタク!!!!!!!! リゼロコラボの意味を教えてくれ!!!!!
お久しぶりです。星見秋です。
いよいよ今日(11/20)からガルパちゃんとリゼロくんのコラボイベントが始まりますね!!!!!!!!!!!!!!!!!
いや~、ついにって感じですね。このコラボイベの告知がなされたハロハピ放送局は忙しくてリアタイで見れなかったんですが、放送終了後にツイッター開いておったまげました。
「えっっっっっ!?!?!?!?!????? ガルパがリゼロとコラボすんの!!!!!!!!!????????!?!????」
というのも僕は多感な高校生という時期にリゼロのアニメの放送が直撃した所謂「リゼロ世代」なので、リゼロというのがいかに支持を得ているかを身を以て体感しているのです。
僕の高校の図書館はライトノベルをあまり取り揃えていない、オタクにとっては不毛の地のような場所だったのですが、唯一用意されていたのが「ソードアート・オンライン」「アクセル・ワールド」「絶対ナル孤独者」「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」そして「Re:ゼロから始める異世界生活」でした。
もう「人権」って感じのタイトルですよね。SAOとか俺ガイル(はまち)とか、一時期全人類見てるのか? と錯覚しそうなくらいオタク世界に浸透してましたし、AWや絶対ナル孤独者もめちゃめちゃスポットライト当てられてました。川原礫氏が書いたライトノベルってだけで脚光浴びてるところがあったんですよ。もちろん、スポットライトが当てられるに値する面白さがあるってのは前提の上で、ですが。
俺ガイルはつい最近最終巻が出ましたけど、「最終巻」って字面に思うところあったのかみんなお気持ちツイートしてトレンド乗ってましたね。さながら、普段は別のコンテンツのオタクやってるのに東方の新作が出るときだけアゲアゲのテンションハイで東方のオタトーーク! を始めるオタクくんみたいな感じで。まあ僕のことなんですけど
話が逸れました。ともあれそのような「人権」の中にリゼロの単行本というのがあったので、僕はリゼロもそういう認識を持っていました。もっともこれは僕のいたコミュニティでたまたま人権だっただけで、世間的に見ればそうでもないのかもしれませんが、それでもリゼロを読んだ・見た経験があるって人は相当数いるのではないかなとツイッターとか見てても思います。
にも関わらず、僕はリゼロというコンテンツのことを知りません。アニメも小説も、ほとんど触れてないです。
具体的に主人公がどういう目的を持って、どういうストーリーが進行していくかとか、何も分かりません。一部キャラの名前とビジュアルは知っているのですが(赤髪・青髪の片目隠れのメイドの子とか、銀髪? の女の子とか)、そんなものです。マジで知識がない。なんでって言ったら、アニメの第一話が一時間スペシャルで、録画したはいいものの「テレビの前に一時間弱も居続けなきゃいかんのか~」と敬遠してたら時間が過ぎ去っていた僕の怠慢のせいなんですけど……。
そんなわけで僕は人権を取得し損ね、(オタクの)社会から常識知らずとして爪弾きにされ、孤独な学生生活を歩むこととなっていったわけですが、そんな因縁のある(?)リゼロが僕の大好きな「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」とコラボするというではないか。
「えっっ! びっくり!!!」っていうのはもちろんそうなんですけど、それ以上に到来したのは「特に接点がなさそうなのに!」という驚きでした。
確かにヒューマンドラマという点では両者とも同じですが、舞台が現実世界か異世界か、戦闘要素の有無、血生臭さの度合い、リアルライブの開催とその頻度、バンド物と異世界転生物……相違点は数多くあります。
正直、両者の明確な共通点といったら「中高生に人気のあるコンテンツ」であること以外全く想像できない。
もちろんこれは僕がリゼロについての知識が全くないパンピーのにわかクソ野郎だからなのであって、リゼロ知識人からすれば「は??? リゼロは実質的にバンドリ! ガールズバンドパーティ! だが????? こんなに明確な共通点があるのにそんなのも感知できないとか眼球節穴じゃん」とぶちギレ案件なのかもしれない。
しかし僕は前述のようにリゼロについて本当に知識がないから、その「こんなにも明確な共通点」というものがそもそも認識できない。だから、「どうしてこの二つがコラボしたんだろう?」と首を傾げることしかできない。
だって、もし仮に「中高生に人気がある」ってだけでコラボするんだとしたら、別にリゼロが選ばれる正当性があるわけではないじゃないですか。それこそSAOや俺ガイルでいいし、僕は最近アニメに触れてないから何が流行ってるかわからないけれど、そういう作品とコラボしたっていいじゃないですか。
それらを押しのけてわざわざリゼロが起用されたということは、他に理由があるはず。先ほど例えで出した「明確な共通点」というのが、リゼロとガルパには存在するはず。
ひょっとしたら単にユーザーアンケートでコラボ要望が多かったからってだけかもしれないけれど、明確な共通点の存在を夢想するほうが夢があっていいじゃないか。けれども、僕はリゼロについて全然詳しくないから誰かの説明を待つほかない。
そんなことを考えるとき、思い出すのは今年の春先のご注文はうさぎですか? とのコラボイベントです。
そもそも僕はガルパのオタクであると同時にまんがタイムきららのオタクであるので、このコラボはたいへん歓迎したし、なんなら狂喜乱舞さえしました。狂喜乱舞って何……? オタク(一人称)こわ……
その歓迎という感情の出所は、自分が信奉する二つのコンテンツがコラボするという奇跡みたいな事態によるところも大きかったのですが、一番は「ガルパとごちうさには共通点がある」からなんです。
「え?????????? ガルパとごちうさの共通点って、「キャラがかわいい」しかなくない?????????????????」
もしかしたらこう思われた方もいるかもしれません。まあ、無理もないよなと思います。世間的にごちうさと言えば「かわいい」というイメージが切っても切り離せないものとして定着していますし、実際それで相違はありません。koi先生の絵柄はかわいいですから。
しかしながらそれだけではありません。ご注文はうさぎですか? はかわいいだけじゃない。きちんと人間を描いているんです。
そもそもまんがタイムきららは系列誌を含めたら年に百作品弱もの萌え系漫画が生まれては消えていく、サバイバル戦場のような雑誌です。ていうかごちうさも系列誌の「まんがタイムきららMAX」出身ですし、そんなに数多くの萌え漫画が載っているとあっては「ただかわいいだけ」では自然と淘汰されていきます。生き残っていくにはある程度の鑑賞に堪えうる面白さを備えていなければいけません。
その「面白さ」の構造が、ごちうさとガルパは非常に類似しているのです。
では具体的にどういうところが類似しているのか? 順を追って説明していきます。
1.人間が人間と出会い、成長していく点
バンドリは戸山香澄が市ヶ谷有咲と出会い、ランダムスターという「星」を手に「星の鼓動」を香澄が結成したバンド「Poppin'Party」のメンバーと共に追い求め、その中で得た様々な体験を糧に成長していくというストーリーが組まれています。
一方、ごちうさは(特に四巻以降)母親の急逝や実家のカフェでの接客の手伝いなどによって感情表現が不得手になってしまった香風智乃が、高校通学のために香風家に居候することになった保登心愛との関わりを通して少しずつ変化していく様子が描かれています。
もちろん変化するのは智乃だけではなく、心愛や天々座理世(智乃の実家の喫茶店のアルバイト)、宇治松千夜(心愛のクラスメイト)や桐間紗路(千夜の幼馴染)といった面々も日常の中での人との関わりによって変化、成長していきます。
ガルパのバンドストーリーのように、ショッキングなイベントが発生し、それの対応によって得た新たな発見を基に成長するなんてことは起こりませんが、代わりに小刻みに発生するイベントが着実にその人物を成長させていくのです。それは、イベントストーリーなどでほかの人物と交流するうちに学び、発見を得て人間が成長していくガルパのストーリーにそっくりです。
2.全く異なる立場の者が一つの場所に集まり、共同体を構成している点
ごちうさにおいて、「カフェ」は一つの共同体として描かれています。というのは、智乃は中学生ですし、心愛は高校生。理世も高校生ですが、心愛とは学校が一つ異なる上に学年が一つ違いの上級生。千夜と紗路は心愛と同学年ですが、千夜は実家の甘味処、紗路は自給の高いチェーンの喫茶店で働いており、心愛たちとは働く喫茶店が異なります。もちろん性格も人によって異なります。
そんな学年も学校も勤務先も違う彼女たちが唯一の共通項とするのが「カフェ」です。彼女たちはカフェを憩いの場として、仕事場として、あるいはコミュニケーションの舞台として活用します。
ガルパにおいて、この役割を担うのはライブハウス「CiRCLE」です。CiRCLEに集まるpoppin'party、Afterglow、Pastel*Palettes、Roselia、ハロー、ハッピーワールド! といったガールズバンドは、高校も学年も主義思想も異なります。しかしながら、「音楽」という最大公約数が彼女たちには存在します。それこそが彼女たちをCiRCLEに集結せしめ、共同体を構築させているのです。
全く異なる立場の者が一つの場所に集まり、共同体を構成している点において、この二つのコンテンツは共通しています。
3.「継承」を肯定している点
両作品の根底に流れる概念として、「循環」というものがあります。
例えば、ごちうさにおいて、香風智乃と保登心愛は全くの偶然によって邂逅を果たしたわけではありません。実は、二人の間には母親同士の繋がりがありました。
即ち、智乃と心愛の関係性は母親世代からの継承である、と言えるわけです。
他には、智乃の父親と理世の父親(軍人時代の親友)、智乃の祖父と千夜の祖母(喫茶店経営におけるライバル)、千夜の母親と紗路の母親(友人)など。現在心愛たちが構築している人間関係は、心愛たちの世代になって新しく生まれたのもありますが、親世代の人間関係に因するものも多くあります。人間関係の継承、循環はごちうさの根底に流れる概念として存在するのだ、と僕は解釈しています。
ガルパにおいても、バンドリ! アニメ一期最終話にてSPACEが閉店する際、香澄たちポピパはSPACEのスピリットを受け取りました。それが朝日六花や湊友希那といった人々に影響を与え、六花に関してはそれで上京まで決心させてしまいます。SPACEの思想はオーナーからポピパ、そこから様々な人々へと継承されていくのです。
……こんなところでしょうか。これらの共通点を基に、僕みたいなキモ・オタクは「ごちうさとガルパは実質一緒の作品だからコラボしない世界は全部嘘」とか語って気持ち悪がられていたわけなんですが、ぶっちゃけ本当にコラボするとは思っていなかったので、発表された際はこんな風になりました。
ごちうさの反応シリーズ
そんな感じで壁ドン、どころか床バンまでかまされてしまったわけなんですが、ともかく、これくらいの共通点がごちうさとガルパにはあるのです。少なくとも僕はそう考えています。
けれど、リゼロにこれくらいの強固な共通点があるのだろうか????
反語のつもりでこう言っているわけではありません。「あるわけないっしょ笑笑」と言うつもりでこういう書き方をしているのだとしたら、それは偏見雑言及罪で今すぐ死刑に処されるべき案件です。オタク!!!!!!! よく知りもしないのにテキトーなこと言って叩くのは自分の好きなコンテンツがそうされてもいいって考えてるやつだけだぞ!!!!!!!!!!!!
なので、あるわけないと決め付けているわけではありません。これは単なる純粋な疑問。
リゼロとガルパの間には、どのような共通点があるのだろうか??????????
というわけで、この記事は別にお気持ち表明とかそういう類の記事じゃありません。単純に疑問を呈しているだけの記事です。
ついでに言うなら、リゼロとガルパ自信ニキに解説記事を書いてもらうためのごちうさ解説記事でもあります(一応、当ブログはまんがタイムきららのブログなので……)。
いやほんと、共通点は何なのか解説記事を早く誰かに書いてほしい。コラボ発表時からずっと気になってるもん。
リゼロのオタク!!!!!!!!!!! ガルパのリゼロコラボの意味を教えてくれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
あとついでにごちうさイベにストーリーが実装されなかった意味も教えてくれ